SDGs×グリーン・フィンズお魚への餌付けを禁止へ。
青の洞窟で有名になった沖縄県恩納村の真栄田岬ダイバーから一般の観光客の皆さまにまで多くの方に愛されているダイビングスポットですが人気になるのと反して自然環境に対するルール作りの無いまま発展していきました。 その中で水中の環境も大きく変わり始めています。 その要因の一つとして魚への餌付けが挙げられ海洋生物の生態系を変えてしまう環境となってきました。
恩納村の取り組みと共に!
恩納村は、サンゴの村宣言を行い、サンゴを中心とした自然環境にやさしい地域づくりが評価されSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた優れた取り組みを行う都市として、「SDGs未来都市」及び「自治体SDGsモデル事業」に選定されました。 また、海の持続可能な取り組みを進める事を進めて行き日本初のグリーン・フィンズを導入。海の環境やその環境に関わる全ての方へ持続可能な環境作りを村を挙げて取り組んでいます。
弊社も今まで餌付けを行っておりましたが、このままでは、持続可能な環境維持と持続可能な観光を次世代に残す事は出来ないと知り、餌付けに関しての意識を変え餌付けのサービスを中止させて頂く事となりました。
この恩納村の取り組みにより、我々のように海に関わる事業者も意識を改め次世代に続く環境整備が必要だと考える事ができました。遅すぎる気づきですが知る事ができた第一歩として啓蒙を行って行ければと思います。
まずは、出来る事からスタートを!!
魚への餌付けを止めよう!
なぜ餌付けがダメなの?
- ダイバーやシュノーケラーが魚にエサを与えます。
- 餌を与えられた珊瑚礁の魚は、テリトリーや巣から離れ、すぐにダイバーやシュノーケラーに近づきます。その為、テリトリーや巣は、捕食者に攻撃されやすくなります。
- 魚にエサを与えると、単独行動の生物がグループで捕食するという不自然な行動等が起こりやすくなり、保護されていないテリトリーや巣が攻撃されやすくなります。
- 普段藻類を食べる魚もエサを与えられます。このため、藻類はどんどん育ち珊瑚を窒息死させてしまいます。
- 魚は普段、藻類を食べる時、サンゴを食べるオニヒトデのような生物の卵を誤って食べます。この様な行動は、魚にエサを与えると止まってしまい、このため捕食者の数が上がり、サンゴが被害をうけます。
海中生物は、自分達に合わない餌を食べてしまうと、不適当な種類の細菌が胃の中にたまってしまい。普段食べる餌が消化できなくなり死亡してしまいます。 また、餌付けのエサを求めて、本来いるべき住みかを離れ他の捕食者に狙われます。
マリンクラブナギの取り組み
水中清掃活動・ビーチクリーン活動
海洋ゴミは、目の触れないところで多くの野生生物に被害を与えています。また海洋の生態系の破壊を引き起こします。
サンゴの植え付け活動
多種多様な生き物が住む海、サンゴはそのような生き物の住む場所になり、また、二酸化炭素を吸収し酸素を作りだす働きもしています。海中だけでなく地球にとっても大変大きな役割を果たしています。
お魚への餌付けの終了
SDGs環境保全の観点より、熱帯魚への餌付け体験は2020年10月末をもって終了いたします。サンゴや魚などの生物多様性に関する知識を深め、陸域・水辺環境の保全に取り組むとともに、沖縄の豊かな自然環境の再生に貢献できるよう活動していきます。
環境に配慮した取り組み
なリンクラブナギでは環境を配慮した次亜塩素酸水で器材を除菌洗浄を行っております。また、お客様にご利用いただくシャンプー&リンスにつきましては自然に優しい無添加シャンプー&リンス導入いたします。